旧態化しつつあったF4F ワイルドキャットを代替するために米海軍は正常進化型のF6F ヘルキャットと革新的なF4U コルセアの二機種を開発した
それは開発の成否のリスク回避や生産分散のための二本立てだった
でも結果として性能は高いが完全新設計で改良や運用法の確立に時間がかかり癖があってパイロットの習熟に時間がかかったコルセアが本格的に活躍できるまでの間を、
F4Fの正常進化型で構造や特性がF4Fに近くパイロットの機種転換が容易で飛行特性に癖がなく経験の薄いパイロットでも活躍が出来てトラブルが少なく整備性が高いF6Fが埋められたことが大きかった
実際F4Uコルセアが改良され運用方法も周知習熟された終戦間際でもF4F的な機体を好むパイロットも多くこの二本立てが第二次大戦におけるアメリカ海軍の成功の一つの要因だったと思う