トランプ大統領 オープンスカイ条約からの離脱表明

アメリカのトランプ大統領は21日、オープンスカイ条約からの離脱を表明した。

トランプ大統領「ロシアは条約を順守していない。順守するまで、われわれは離脱する」

この条約は、軍事活動の透明性を高めることを目的とし、非武装の偵察機による相互監視を規定するもので、34カ国が加盟している。

トランプ政権は、ロシアが核兵器を配備しているとみられる都市の上空の飛行を認めなかったのは条約違反だとし、
22日に、加盟国に対して離脱を通知するとしている。

6カ月後に正式な脱退となるが、「ロシアが条約を完全に順守すれば、考え直す余地がある」として、交渉の余地を残した。

これに対し、ロシア外務省は「ロシアに違反があるというアメリカの主張には根拠がなく、対応を検討している」と反発している。

https://www.fnn.jp/articles/-/44963