WHO「封じ込め機会は狭まりつつある」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200222-00000035-jnn-int

羽田空港には午後4時ごろ、ロシア機が到着。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客を乗せています。

 乗客の中には、帰国後に感染が確認されるケースも出ています。アメリカのCDC=疾病対策センターは、チャーター機で帰国した人のうち18人に感染が確認されたと発表しました。また、オーストラリアの帰国者のうち、新たに4人の感染が確認され、感染者は合わせて6人となっています。

 一方、隣国・韓国では感染者数がここ数日で大幅に増加。保健福祉省によりますと、感染者は22日、新たに229人増えて433人になりました。229人のうち114人は、2人が死亡している南東部・慶尚北道(キョンサンプクドウ)の病院の関係者で、病院内で集団感染したものとみられます。

 また、すでに140人以上の感染者が出ている南東部・大邱(テグ)市内の宗教団体の教会でも新たに100人の感染者が確認されたということです。韓国は日本への渡航自粛を呼びかけていますが、韓国での感染拡大による影響も懸念されています。

 こうした中、WHOのテドロス事務局長は感染経路が不明なケースが増えていることを受け、懸念を示しました。

 「感染拡大を封じ込める機会は狭まりつつある」(WHO テドロス事務局長)

 また事務局長は、22日にもWHO主導の調査チームが最も感染者の多い中国・武漢に入るとしています。その中国では、本土での死者が21日、新たに109人確認され、あわせて2345人になり、感染した人の数は397人増えて7万6000人を超えています。