元特捜部長 初公判で無罪主張「アクセル踏んでない」 18年に男性はね死なせる
https://mainichi.jp/articles/20200217/k00/00m/040/225000c

東京都港区で2018年2月、乗用車で男性をはねて死亡させたとして
自動車運転処罰法違反(過失致死)などに問われた元東京地検特捜部長で弁護士の石川達紘被告(80)が17日、
東京地裁(三上潤裁判長)で開かれた初公判で「天地神明に誓ってアクセルを踏んでいない」と述べ、無罪を主張した。

 起訴状によると、石川被告は18年2月18日朝、時速100キロを超える速度で車を暴走させ、
約320メートル先の歩道にいた堀内貴之さん(当時37歳)をはねて死亡させたとされる。

 検察側は冒頭陳述で、石川被告が17年11月に車を購入して以降、事故後の検査も含め、性能の異常は確認されていないと指摘。
ドライブレコーダーの記録などから、降車しようとした際、誤って左足で強くアクセルを踏み込んだと述べた。

 一方、弁護側は、エンジンを制御するコンピューターの何らかの不具合で車が暴走したとし
「過失が存在せず無罪は明らか」と主張した。18年6月に被害者側と示談が成立したという。