神奈川県川崎市の首都高速道路のトンネル内でトラックが炎上し、後続の観光バスなど、あわせて15台が絡む事故が起きました。
警察や消防によりますと、バスの運転手の男性が死亡し、28人がけがをしました。

 炎を上げ、燃えるトラック。その横を通り過ぎた次の瞬間。突然、車が・・・辺りは真っ暗になりました。

 警察によりますと、17日午後11時前、川崎市の首都高速湾岸線上りの「川崎航路トンネル」内で走っていたトラックが炎上。
この火災で、トンネル内に煙が充満して視界が悪くなり、焼けたトラックの前方で3件の追突事故が、後方で1件の追突事故が起きました。

 「気づいたら目の前にトラックのテールランプが現れて、急ブレーキと左にハンドルを切った。
周り見ても煙なので、どうなっているか分からない。しきりに『大丈夫か』とか気遣う声が飛び交っていた」(トンネル内を走行していた人)

 事故に巻き込まれた車両は観光バスなど、あわせて14台に上っていて、バスを運転していた千葉県富津市の中井良紀さん(50)が死亡しました。
また、警察や消防によりますと、けがをした人は28人に上り、22人が搬送、このうち3人が重傷だということです。

 この事故の影響で、一時、首都高速湾岸線上りの東扇島出口から川崎浮島ジャンクションまでの間が通行止めとなりましたが、事故車両の撤去が完了したため、午前7時45分に交通規制は解除されました。(18日10:43)

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