【39普連=弘前、FTC=北富士】第39普通科連隊(連隊長・木原邦弘1佐)を基幹とする第39戦闘団は11月4日から9日まで北富士演習場の富士訓練センター(FTC)で行われた第10次運営(対抗戦)に挑み、
20年の歴史の中で不敗≠誇るFTCの対抗部隊を初めて破る快挙を成し遂げた(※)。アグレッサー(仮想敵)部隊の指揮官を務めたFTC評価支援隊長の島田昌樹2佐も「(我々の)事実上の敗北だ」と認め、39戦闘団の歴史的快挙をたたえた。

 ※過去に18普連が平成28年度に、8普連が同29年度に同様の成果を挙げているが、今回は「総合的に評価した結果」(FTC)だとしている。


20年間「不敗」

 FTCは陸自最精鋭の教官たちで編成された部隊訓練評価隊(隊長・近藤力也1佐)が管理しており、全国から部隊が訪れ、FTC部隊との対外試合≠ノ臨むトレーニング場となっている。
各部隊が挑むのは陸自唯一のアグレッサー部隊「評価支援隊」で、その対抗戦は北富士演習場内でレーザー交戦装置「バトラー」を使って行われる。
FTCのアグレッサー部隊(機械化中隊)の隊員は最精強であるほか、特性を熟知した演習場という地の利もあり、過去20年間、無敗で、「不敗神話」を継続していた。
これを打ち破ったのが木原連隊長率いる北東北の雄≠R9戦闘団だった。

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