政府、シュレッダー使用記録提出 「桜」名簿廃棄、予約資料も検討

 首相主催の「桜を見る会」をめぐり、政府は28日、今年の招待者名簿の廃棄に使った大型シュレッダーの使用者記録を参院予算委員会の与野党筆頭理事間協議で提示した。
野党が公表した資料によると、内閣府人事課が使ったのは5月9日午後1時20分から同2時45分までの1時間25分。
この後、内閣府の担当者は主要野党の追及本部で、4月22日時点で使用の予約を入れたとの説明を裏付ける記録も「出す方向で検討する」と述べた。

 5月9日は正午すぎに共産党議員が資料要求している。追及本部の会合で野党側は「偶然とは理解できない」として予約日が分かる記録の提出を求めた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112801234&;g=pol

大型シュレッダーの使用者記録表
https://www.jiji.com/news2/kiji_photos/201911/20191128at71S_p.jpg


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野党、内閣府のシュレッダー視察 800枚、30秒余りで裁断
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019112601002302.html
 立憲民主など野党でつくる首相主催の「桜を見る会」の追及本部は26日、内閣府を訪れ、政府が招待者名簿を廃棄したとする大型シュレッダーを視察した。
招待者名簿と同程度と見立てた約800枚の書類を処理したところ、わずか30秒余りで裁断は終わった。
 視察した山井和則衆院議員は記者団に、シュレッダーの利用が重なって早期に廃棄できなかったとの政府の説明について「非常に疑わしい」と重ねて批判した。
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2019112601002351.jpg