特選映画情報『T−34 レジェンド・オブ・ウォー』〜収容所脱出と激烈戦車戦を描くロシア製の戦争大作!
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12151-447310/

配給/ツイン 新宿バルト9ほかにて公開
監督/アレクセイ・シドロフ
出演/アレクサンドル・ペトロフ、イリーナ・ストラシェンバウムほか

 キナ臭い世の中を反映しているわけでもないだろうが、今年はミリタリーものの傑作が洋画に多い。『ハンターキラー 潜航せよ』、『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』、そして、このロシア製“戦車もの”である。『T−34』と聞いて、往年の同国作『鬼戦車T34』(64年)を無理なく想起できる人は、かなりの“上級者”。

 この映画、正式には謳っていないが、内容的にはほぼリメークだ。第二次大戦下、ソ連軍のニコライ(アレクサンドル・ペトロフ)らのT−34戦車は、ナチスのイエーガー少佐(ヴィンツェンツ・キーファー)率いる戦車軍団に対し奮戦するが、結局捕虜となる。
イエーガーは回収したT−34にニコライらを乗せ、装備ナシで演習の標的となることを命じる。だが、ニコライらは一計を案じ、この模擬戦闘を利用して脱出計画を練るのだった…。

 近年の戦車映画では、ブラット・ピット主演作の『フューリー』(14年)が面白かったが、この作品も勝るとも劣らない。“戦車ものにハズレなし”という映画格言をまたも証明する形になった。日本では無名の俳優たち演じる個性豊かな戦車兵たちに、無理なく思い入れができる。

予告編
https://youtu.be/xhhlZcBrmo0