江戸時代の「再現ずし」を体験できる店がある。深川すし三ツ木(東京・江東)もその一つ。握り6貫に巻物がついて2000円で提供する。記者も試食してみた。

まず驚くのはシャリ(酢飯)の量だ。一貫50グラムと拳ぐらいの大きさで食べるのも一苦労。現在は一般的に10〜15グラムだというから約3倍になる。

シャリの色も違う。酒糟(かす)から造る糟酢(赤酢)を混ぜるため、少し赤みがかっている。酢と塩のみで、現代と違い砂糖を使わないのが特徴だ。うまみが強く、砂糖がなくともほんのり甘い。
酢特有のツンとした感じはなく食べやすい。大きいので食べきれないかと思ったが、意外とすんなり食べられた。

タネ(魚などの具材)はいずれも下処理(仕事)が施されている。塩と酢でしめるなど「冷蔵技術がなくても日持ちするよう工夫していた」

https://r.nikkei.com/article/DGXMZO49776930T10C19A9W11300
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