Steamのビジネス開発者でデザイナーのナサニアル・ブルーが、
Valveには『メトロ エクソダス』の Epic Gamesストア専売に対する批判を助長する意図はなかったと述べた。

Valveは英語版Steamの『メトロ エクソダス』のページで、同作が Epic Gamesストア専売になったことは「不公平だ」とコメントし、
Steamは「直前になってこの決定を知らされた」ことを強調していた。

すでにSteamで『メトロ エクソダス』を予約購入していたユーザーは作品を問題なくプレイでき、
Epic Gamesストアの方がSteamより『メトロ エクソダス』を安く購入できるにもかかわらず、一部のファンはこのニュースを快く受け止めなかった。『メトロ エクソダス』の開発チームメンバーは怒ったファンから脅迫文を受け取るようになり、
Steamのシリーズ過去作のレビューが荒らされてしまった。

「不公平」という言葉を使ったことについてブルーは、厳密に言えば『メトロ エクソダス』が Epic Gamesストア専売になったことに対してではなく、
告知のタイミングに対して使った言葉だったとKotakuの取材で弁明している。

「ファンを動揺させるのが目的ではない」と彼は述べた。
「そういったつもりではなく、タイミングに対してのことだ。
発売直前だったのに突然 Epic Gamesストア専売になったから、それを指摘していただけだ。
こんな結果は予想していなかった。非難の対象にするするつもりはなかった」

しかし、Steamに記載された文章が火に油を注いだのは事実だ。
ブルーが言及したのは「ゲームをSteamから取り下げたのはSteamユーザーにとって不公平だと考えている。
長期間の予約販売期間があったことを考えればなおさらだ」という部分だ。
予約のタイミングは補足として付け加えられているので、人によっては
「Steamユーザー全体に対して不公平だ」という部分がコメントの趣旨だと解釈したのかもしれない。

これからは Epic Gamesストア専売についてValveが同様の文章を掲載することはないとブルーは述べたが、
「過去に戻って」文章を書き換えることはしないとした。

Valve、Epic Gamesストアを「不公平」と表現したコメントに批判を助長する意図はなかったと明かす
https://jp.ign.com/steam/38357/news/valveepic-games