北海道の自動速度取締機、Hシステムは、赤切符ギリギリの31km/hオーバーでも光る!?
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190818-10437565-carview/


今を去ること約2年前の平成28年5月、とあるドライバーが沙流郡の国道(一般道)に設置されている自動速度取締機Hシステムにより、31km/hオーバーで検挙された。
が、Hシステムを取り巻く、様々な状況を根拠に疑問を抱いたドライバーは、「誤測定」の疑いがあるということで提訴に踏み切ったのだが、結局、この8/8に東京地方裁判所で結審。
求刑通りの罰金6万円が言い渡されたのだ。その判決の根拠、とは?

判決は予想通りだが、それよりオービスにより31km/hで検挙されたことの方が驚きだ!

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 自動速度取締機、いわゆるオービスによるスピード違反検挙は、非反則行為(赤切符)に限られるというのは、もう周知の事実。高速道路で40km/h超過、一般道では30km/h超過というのが、その分水嶺となる。

 つまり、この事案において31km/hオーバーで検挙され、有罪判決が出たというのは一見、疑問を挟み込む余地のないところではあるが、31km/hオーバーというのは、まさに赤切符と青切符の境目ギリギリの数字。
言ってみれば、警察にとっても被疑者にその辺を突っ込まれる可能性のある数字であることには間違いない。

 事実、提訴したドライバーの主張も「レーダー式の速度測定は誤測定を生みやすい。だから、もしかしたら青切符だった可能性もあるのでは?」ということだった。
確かに、例えば測定に2km/h程度の誤差があり、実速が29km/hオーバーであれば反則行為、つまり、反則金を払えば済むことになる。前科のつく非反則行為=犯罪とは、えらい違いなのだ。

 では一体、Hシステムの計測精度はどんなものなのか、まずは、被告側と検察の主張を検証してみよう。