トマトの道内最大の生産地・平取町で、5月の連休から始まった収穫が最盛期を迎えた。

今年はこれまでの好天で生産量は107・7%と順調に推移。
荷菜にあるびらとり農協の選果場では、大勢のパートの主婦らが選果作業にフル稼働している。

町では「桃太郎」系の品種を20年以上にわたって作り続けている。
このこだわりが道外市場で評価を受け、作付面積・収穫量が右肩上がりに成長。
今や全国屈指の生産地となっている。

栽培面積は現在158戸、作付面積は111f。
計画収穫総量は約1万5000d。

同農協では早くから販路の拡大を図り、関西を主に関東圏など8割が道外への出荷。
収穫後の鮮度保持に配慮を怠らないことも、道外市場関係者らから高い評価と信頼を得ている要因だ。

6日に収獲最盛期を迎えた「びらとりトマト」。
最新の設備を導入した選果場で働くパートの主婦は約140人。

トマトは鮮度が命で、集荷量は日によって違うが、その日のうちに処理しなければならないため、多い時は夜中の0時を過ぎることもあるという。

同農協の永田智広青果課長は「最大集荷量は157d。
長年のノウハウを生かし、品質管理の万全と安定供給に努め、今年もおいしいトマトを消費者へ届けたい」と話している。

http://www.hokkaido-nl.jp/article/12980