「GSOMIA」 韓国は米の意向で破棄には慎重か

(略)日韓両国の安全保障上の機密情報を共有・保護するための協定=「GSOMIA」は、
2016年に締結されて以降、1年ごとに延長されていますが、どちらかが毎年8月24日
までに通告すれば破棄できることになっています。
韓国では日本との関係悪化を受けて破棄を求める意見も出ていて、ムン・ジェイン
大統領の最側近で大統領府を統括するノ・ヨンミン秘書室長は6日、国会で開かれた
運営委員会で与党議員から破棄する考えがあるのか問われました。
これに対し、ノ秘書室長は「日本と敏感な軍事情報の交流を継続することが妥当なのか、
疑問があるのは事実だ」としながらも「現在まで何も決定されたことはない。何が
国益なのかを深く検討している」と述べました。
さらに「アメリカの立場では日米韓3か国が軍事安保の協力体制を続けることに強い
希望がある」と述べて、アメリカの意向を踏まえると協定の破棄には慎重にならざるを
えないとの立場をにじませ、対応に苦慮していることをうかがわせました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190806/k10012024431000.html