京都アニメーション(京アニ)のスタジオが放火され、多数の犠牲者が出た事件で、京アニがメディアなどに対して、実名報道を控えるよう申し入れたと発表した。
犠牲になった同社社員の氏名は、「少なくともお弔いが終えられるまでの間は、弊社より公表する予定はない」という。遺族への取材も控えるよう呼び掛けている。
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この放火事件で、34人が死亡、34人が負傷した。報道によると警察は、25日までに犠牲者の身元を特定。身元の公表については、遺族や京都アニ側と協議しているという。

 京アニは24日夜、Webサイトに掲載した、事件に関するコメントを更新。警察とメディアに対して、実名報道を控えてもらうよう、書面で申し入れたと明らかにした。
犠牲になった社員の氏名などについては、遺族の意向を最優先にしつつ、弔いが終わるまでは、同社から公表する予定はないとしている。

 事件に関する報道対応は弁護士事務所に依頼したとし、同社の社員、社員の家族、遺族や友人、同社の取引先などへの直接の取材は控えるよう呼び掛けている。

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