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 筆者の目にまず飛び込んできたのは、地鶏のスパイシーグリル。徳島県の阿波尾鶏を使っている。
この阿波尾鶏は2010年代になってしばしば聞くようになった品種だが、
いざ食べてみると肉が非常に柔らかい。同じ鶏肉でも、安い焼き鳥などとはまるで別世界だ。
意識しなければいつの間にか皿から肉がなくなってしまう。それだけ噛み応えが柔和で、
「食べる」というよりは「口の中で溶かす」という感触である。
次に筆者が箸をつけたのは、釜揚げしらすと地野菜のペペロンチーノ。こちらは京都の賀茂ナス、
京丹波大黒本しめじ、そして大阪のいわししらすを使用している。
 とりあえず、これで昼の腹ごしらえは済んだ。が、今度は何か飲み物が欲しくなってくる。
そんなことを思案している筆者の目に飛び込んだのが、『カタシモのひやしあめ』という飲み物だ
 大阪ではお馴染みの飲み物であるが、先述の通り筆者は静岡生まれ神奈川育ち。
カタシモのひやしあめというものには、残念ながら縁のない人生を送ってきた。だから、
ここでの試飲は筆者にとっての「冷やし飴デビュー」である。  カタシモのひやしあめに使われている甘味料は、
黒糖である。現代人の舌は完全に白糖慣れしているから、むしろ黒糖の甘さが新鮮にも思える。
また、風邪を引いている時にはありがたいであろう生姜も加えられ、鼻孔を突き抜けるような風味がそこにはある。
 「冷やし飴」という名から連想する事前のイメージとは違い、口の中のベタつきはまったくない。
ジュースとして躊躇なく飲めるものだ。 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:847cfeaf6f31691a42c25abc56bd4433)