缶切り不要で明けられるイージーオープン型の缶詰が普及したことで、缶切りを使う機会は
減少の一途を辿っている。若者世代はもちろん、大人も缶切りを使わなくなってきているのだ。

日本気象協会「トクする!防災」によれば、中学生に「缶切りなどを使って缶詰を開けたことがありますか?」と聞いたところ、
「開けたことがある」39%、「開けたことがない」61%だった(2016年7月、中学生36名対象)。若年層にはやはり馴染みがないようだ。


20代でも、缶切りを使ったことがない人はいる。
「大学生1年ではじめて飲食店でアルバイトをしたとき、タブのないトマト缶を渡されて、社員さんから『缶切りで開けといてね』と言われて戸惑いました。
その様子を見た社員さんからは『使い方知らないの?』とかなり驚かれました。
丁寧に教えてくれましたが、私は左利きなので、ふつうの缶切りだと使いにくい。ものすごくモタモタしてしまいました」
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