【竹富】竹富島を守る会(阿佐伊拓会長)は、竹富島コンドイ浜近くで鰍qJエステートが開発を計画する「(仮称)コンドイビーチホテル」の建設中止を求める署名活動を23日、竹富東港で開始した。

同会によると、ことし8月ごろ着工の恐れが出てきたことから建設着工に対し「断固反対」の意思を示すため運動に踏み切った。
SNSなどで賛同を呼び掛け、電子署名でも受け付けている。
署名期間は来月20日まで。集められた署名はRJ社へ直接渡し、建設反対の声を届ける。

港には「ならぬ」と書かれたのぼりや、ホテル建設反対を訴える横断幕が設置され、住民や来島者が次々と署名した。

阿佐伊会長は、「ホテル建設が現行の法律に則っているかもしれないが」と前置きし、住民の声を聞かず強引に計画を進めようとするRJ社の姿勢を非難。

住民合意のない開発により、美しい自然環境、伝統的な景観・文化、住民生活が壊されることを懸念し、
「わずかな人口だが、住民の暮らしを守るため皆さんの協力をお願いしたい」と活動への協力を求めた。

同会は電子署名の説明文の中で▽島内既存のリゾートホテルは良くて、なぜRJ社の開発はダメなのか
▽RJ社とのいきさつ▽これまで島民が築き守ってきたものが壊される脅威ーなどを記している。

コンドイリゾート開発に対する署名活動は2015年3月にも実施されている。
当時は、県に開発許可を認めないよう1万1337人分の反対署名を提出したが、17年1月開発許可、19年3月建築許可が県から下りている。

このほか島では、住民が出演し建設反対の声をまとめた動画を製作。
SNS上で広まり、20日時点、23万回以上再生されている。

http://www.y-mainichi.co.jp/news/35493/
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