今年の梅雨は、いつもの年とは、かなり違っています。

違いの1つめは、「梅雨入り」が遅れていること。

平年ですと、この時期は、沖縄から東北にかけて「梅雨の真っ最中」ですが(梅雨前線は北海道までは北上しないので、北海道には梅雨がありません)、20日木曜日現在、九州北部や四国、中国、近畿では、まだ梅雨入りが発表されていません。
原因は、梅雨前線がなかなか北上しないから。九州北部や四国、中国、近畿は、1951年の統計開始以来、梅雨入りが最も遅い記録に並んだり、遅い記録を更新する可能性もあります。

違いの2つめは、メリハリのある梅雨になっている所もあること。

関東甲信地方は6月7日ごろに梅雨入りして、東京都心では7日に19.5ミリの降水量を観測しましたました。ただ、その後、まとまった雨が降ったのは、2日間だけ。
10日に92.5ミリ、15日に51.0ミリの雨を観測し、7日〜19日の総雨量の約8割の雨が、この2日間で降りました。
そのほかの日は、雨が降ったとしても、日降水量が10ミリ以下でした。

違いの3つめは、「梅雨明け」が遅れる所もあること。

平年ですと、沖縄の梅雨明けは6月23日ごろですが、この先の予報をみると、沖縄はしばらく曇りや雨の日が多いので、梅雨明けが遅れそうです。

https://www.excite.co.jp/news/article/Tenkijp_5015/