戦闘機「紫電改」細部にこだわり復元 総工費1500万円、鶉野飛行場跡で公開へ
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太平洋戦争末期、旧日本海軍の最後の切り札として開発された戦闘機「紫電改」の実物大模型(全長約9メートル、幅約12メートル)が、兵庫県加西市鶉野町の鶉野飛行場跡に姿を現した。平和学習や観光に活用しようと、同市が全国で初めて制作。
かつての格納庫を模した防災備蓄倉庫で、9日から一般公開される。(森 信弘)
紫電改は川西航空機(現・新明和工業)が約400機を製造。鶉野工場でも46機を組み立て、試験飛行をした。
模型制作は鶉野平和祈念の碑苑保存会理事の上谷昭夫さん(80)=高砂市=や新明和工業の関係者らが協力。「ゼロ戦」の実物大模型を手掛けた「広洋社」(水戸市)が、プロペラの形や防弾ガラスの厚みなど細部にこだわって復元した。総工費は約1500万円。
紫電改を操縦した経験がある元海軍パイロットの岡田良さん(92)=三木市=は公開を前に模型と対面。「懐かしく恋しいが、こういう戦闘機が必要ない時代になってほしい」と話した。
9日は午後1〜4時、その後は第1、3日曜午前10時〜午後3時に公開する。加西市は周辺の戦争遺跡などを整備中で、2022年4月に拠点施設が開館すれば模型を館内で展示する。市鶉野未来課TEL0790・42・8757
日本機のベコベコ感がよく再現されてますネ!
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