私の彼は唐辛子が大好きで、「ハバネロ」という激辛の品種を好んで食べるんです。先日も、うどんに粉末をかけていました。

 それから、「エッチしたくなった」と言って、私を全裸にし、いきなり乳首を舐めた時、とんでもないことが起きました。
「イヤーッ、痛い。痛すぎるよ。もう無理だから」

 とにかく、そのヒリヒリ感は想像を絶するものでした。自分でオッパイに手を当てながら、七転八倒苦したほどです。

 もちろん、濡れタオルで拭いてくれるなど、応急処置をしてくれると期待していたら、苦しむ私を見て逆に彼は面白がって瞳を輝かせます。そして苦しみを増幅させるように、今度はハバネロだらけの口でクリトリスや花びらを舐めまくったんです。
「ギャーッ、おかしくなる。もう許して、お願いだから」

 とにかく、痺れるような強烈な痛みを感じましたが、なぜかアソコはビチャビチャに濡れて…。

 私の深層に眠っていた、マゾ(M)の心が目覚めた瞬間でした。しばらく激痛を我慢していたら、それが気持ちよくなってきて、頭がフワッとした何とも言えない感覚になったのです。

 乳首が勃ち、顔を真っ赤にして乱れまくる私の痴態を見たら、彼も興奮したみたい。珍しく、愛撫もなしにいきなり正常位で挿入してきました。

 ところが、彼のペニスにも容赦なくハバネロが付着し、「ううっ、強烈…。アソコに針を100本刺したような感じ」と顔を歪めます。
「でも、すごくいい。こんなに勃起したの初めてだ! 久々に硬いだろう?」
「すごいよ。もう石みたいにカチカチ。あっん、私も最高に感じちゃってる」
「俺も…。そろそろイキそう。あん、出ちゃう」

 なんと私だけじゃなく、彼もMに目覚めてしまったようです。結局、心地よい痛みの中で私たちは何度も絶頂を迎えました。だけど、一番感じたのはシックスナインで、膣とお尻の穴に舌を入れられた時でした。

 2つの穴が同時に痺れるほどの激痛に晒され、快感の涙を流しながら、全身が痙攣する中で「はぁ…。イク、もっとイキたい。気持ちよくして」と、腰を振りながら昇天したのです。

 ムチやロープを使わなくても、赤い粉末で私たちはめくるめく快楽の世界へ導かれたのでした。
(書き手・ギャー倉)
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