度々、問題となる「NHKの受信契約問題」。かねてからワンセグ機能が付いている携帯電話やカーナビの所有を
理由にNHKと受信契約を結ぶ義務があるかが争われていました。

今回、2019年3月12日付で「ワンセグ機能が付いた携帯電話にも契約義務を負う」というNHK側の主張が
最高裁判所にて認められる判決が出されたのです。

今回の判決では、「カーナビ」に対しての内容は出ていませんが、NHKのホームページ上では、
「すでに持っているテレビなどの受信機で、受信料を支払っている場合は、クルマにカーナビや受信装置があっても、
別に契約する必要はない」と記載されています。

最近では、自宅にテレビを持っていない人も増えてきていますが、その場合はどうなるのでしょうか。
NHKの受信契約窓口に問い合わせると次にように説明されました。

「世帯ごとに受信契約をするため、すでに自宅のテレビで契約している場合は、クルマのカーナビなどにおいて
改めて契約する必要はありません。しかし、ほかで受信契約をしていない場合はカーナビなどでも受信契約を
していただかなくてはなりません」

最近のカーナビでは「地デジ(ワンセグ・フルセグ)」が基本機能として備わっています。
今回の判決を受けて、インターネット上ではカーナビの受信契約に対する不安が広がっているのです。

カーナビの「地デジ(ワンセグ・フルセグ)」機能について、大手カーナビメーカーは次のように説明しています。

「いまのカーナビは、ほとんどの商品で『地デジ(ワンセグ・フルセグ)』が付いています。
ユーザーからするとあたり前の機能なのです。
今回の判決に関してコメントは差し控えますが、実際に『地デジ(ワンセグ・フルセグ)』を外す
ということが難しいため、今後の製品に関しては慎重に対応を検討してまいります」

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190315-00010001-kurumans-bus_all