ドイツ政府専用機でトラブル相次ぐ 今度は外相が足止め

ドイツのマース外相を乗せた政府専用機が故障し、マース外相が訪問先のアフリカで1日足止めされていたことが
わかりました。ドイツでは去年、メルケル首相を乗せた政府専用機も故障するなど、老朽化した専用機のトラブルが
相次いでいて、批判の声も出ています。

ドイツの公共放送「ZDF」は1日、マース外相が先月28日、訪問先のアフリカ西部のマリから帰国する際、政府専用機で
油圧系の故障が起き、別の専用機を待って翌日まで足止めされていたと伝えました。

ドイツでは製造からおよそ20年が経過した政府専用機でトラブルが相次いでいて、去年11月には、アルゼンチンで
行われたG20サミットに向かっていたメルケル首相が、機体の故障のため引き返さざるをえず、サミット開幕に
間に合いませんでした。

このほか、シュタインマイヤー大統領やほかの閣僚も専用機の故障で、外国訪問の日程変更やキャンセルを
余儀なくされるなど、外交日程への影響もでています。

閣僚からは「技術大国ドイツの名を汚すことになる」という批判的な声も上がっていて、政府が対応を迫られています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190303/k10011834641000.html