障害者施設を抜け出し死亡事故 遺族の賠償請求を棄却 施設側の過失認めず 名古屋地裁
2/23(土) 11:05配信

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190223-00010001-sp_ctv-l23

弁護団は控訴の方針
 6年前、愛知県安城市の障害者支援施設での入所者の死亡事故を巡って、遺族が損害賠償を求めた裁判で、名古屋地裁は22日、請求を棄却しました。

 この裁判は、2013年3月、障害者支援施設に入所していた鶴田早亨さん(当時28)が施設を抜け出し死亡した事故を巡って、施設側が提示した賠償金額は不当だとして、遺族が施設側を相手取り、約7200万円の損害賠償を求めたものです。

 名古屋地裁は22日、「職員に安全配慮義務違反はなかった」などとして請求を棄却しました。争点となっていた健常者と障害者の命の平等性については触れられませんでした。判決後の会見で弁護団らは、「施設の過失自体が認められず棄却という判断は不当判決」などとし、今後、控訴する方針だということです。