http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/10/25/2018102503848.html
現代自動車の業績急降下の原因は複合的に絡み合っている。現代自の内外では「全ての悪材料が一度に押し寄せた」との声が聞かれる。

■米中2大市場での苦戦

 現代自は、売り上げの半分近くを占める中国・米国の2大市場で販売不振が続いている。中国では昨年3月以降、いわゆる「THAAD報復」
(終末高高度防衛ミサイル〈THAAD〉の韓国配備に反発した中国が韓国に対して実施した経済報復)の影響で急激な販売不振に陥った。
2016年の全盛期には114万台だった販売台数が、昨年は78万台へと急減した。今年は盛り返しているが、100万台到達は困難な状況だ。
さらに中国現地メーカーの自動車が猛烈な勢いで成長している。
今年の上半期、吉利汽車、長安汽車、長城汽車などの中国現地メーカーの販売台数はいずれも現代自を上回った。
14−16年に現代自は中国で5位以内だったが、今年は9位まで転落した。米国では、円安で価格競争力を高めた日本車に負けている。
ウォン高・円安の状況下で、値上げ幅を最低限に抑えたトヨタは、コストパフォーマンスの面で現代自より高い評価を受けている。
(略)