石破茂、“裏切り者”扱いに反論 総裁選めぐる安倍陣営の“殲滅作戦”への対抗手段は…

安倍総理は石破さんに激しい恨みを持っています――。さる自民党議員は
総裁選で“敵”となる石破茂元幹事長(61)に対する安倍晋三総理(63)の胸中をこう代弁する。背景には
1993年に自民党が下野した際に離党、新進党に移籍するなど、石破氏の“3度の裏切り”があると指摘。
これを機に石破派の殲滅(せんめつ)を目論む安倍陣営のオフレコ発言が聞こえてくるのだ。

石破氏の反論は…
 党内から「裏切り者」の声があがっている石破氏本人の反論。

「私は権力闘争でも何でもなく、当時、党で決めたことを党が守ろうとしなかったので、離党せざるを得なくなった。
そもそも自民党が下野したのは何でなんですか? 麻生さん(太郎・財務相)が総裁の時に下野したのも、
党のイメージが国民から嫌われちゃったからでしょうよ。なぜ下野したのかきちんと検証もしないまま、裏切り者だの何だの言っていると、
結局、改革をやる気なんてなくなっちゃいますよ」

 他方、前回の冒頭で紹介した「石破派差別講演」の翌日(※前回参照)、視察先の鹿児島県内の牛舎の前で安倍総理に「講演の手応えは?」と直撃したところ、

「良かったですよ」

 と、余裕の笑み。

 果たして、下馬評通り石破氏は蹴散らされ、干し上げられてしまうのか――。

「決戦」にして「血戦」が始まろうとしている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180907-00548179-shincho-pol&;p=2