シアトル近郊の空港で男が旅客機を盗み出して勝手に離陸し、墜落して死亡する事故が8月8日に起きた。
このような事故が、いったいなぜ起きたのか?
事故当日の状況や旅客機の映像、管制官とのやり取りなどから、さまざまな事実と課題が見えてきた。

その事件に、シアトル市民は背筋が凍るような思いをさせられたことだろう。
8月9日(米国時間)の夕方、シアトル近郊のシアトル・タコマ国際空港で、空港職員の男がアラスカ航空グループのターボプロップ航空機を盗みだし、無許可で飛び立ってしまった事件のことだ。

この旅客機は76人乗りのボンバルディアDHC-8-Q400型機で、乗客は搭乗していなかった。
無許可での離陸後に同機は空港から25マイル(約40km)南の小島に墜落し、操縦していた男は死亡した。
巻き添えで負傷した人はいなかった。

https://wired.jp/2018/08/12/seattle-stolen-plane-investigation/