【カリーニングラード時事】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会は28日に1次リーグの全日程を終え、欧州10、南米4、北中米カリブ海1、
アジア1の計16チームが決勝トーナメントに進んだ。ベルギー、クロアチア、古豪ウルグアイは3戦全勝で、開催国ロシアも16強入り。
日本はアジア勢で2大会ぶりに1次リーグを突破したが、アフリカ勢は全5チームが姿を消した。
 強豪国の苦戦を象徴したのが前回王者ドイツ。F組初戦でメキシコに敗れたのが響き、衝撃的な敗退に終わった。最後の韓国戦は
好機をことごとく逃し、終盤に連続失点。ドイツがW杯でアジアの国に敗れたのは初めてで、韓国にとっては歴史的な金星となった。
 開幕直前に監督の電撃交代があったB組のスペインは盤石の強さが見えず、不安を残す。欧州王者ポルトガルのエース、ロナルドは
初戦のスペイン戦でハットトリックを決めて早くも千両役者ぶりを発揮した。
 D組は前回準優勝のアルゼンチンがアイスランド戦で引き分け、出だしでつまずいた。最後のナイジェリア戦は終盤に勝ち越し、
辛くも16強へ。肝心のメッシはまだ1得点に封じられている。
 2勝1分けでE組を突破したブラジルは故障明けのネイマールとともに、徐々に調子を上げてきた印象。H組では苦戦が予想された
日本が初戦でコロンビアを破って列島を沸かせた。4年前に4チームで1勝もできなかったアジア勢は今回、5チームが出て4勝した。(2018/06/29-17:33)

https://www.jiji.com/jc/worldcup2018?s=news&;k=2018062901090