「3つの山口組問題」が新たな局面を迎えることになりそうだ。
六代目山口組執行部が傘下組織に、ある「通達」を出したという情報が関係者の間を駆け巡り、にわかに緊張が走っている。

「8月末までは神戸山口組、仁侠山口組からの復帰を認めるが、以降は組長、幹部から末端組員まで
一切の移籍を禁止する通達で、(復帰の)話を出来る相手がいるなら、それまでに終えるようにというもの」
(東京の六代目山口組組員)

この証言を関西の捜査関係者にぶつけると、「そうした趣旨の通達という情報は把握している」と答えた。

六代目山口組は分裂直後から絶縁・破門処分にした組長クラスだけを“謀反者”と非難し、彼らの舎弟・若い衆に
対しては「親が絶対というヤクザの立場上、致し方なく従っただけ。いつでも迎え入れる」と寛大な態度だった。
組員の数がモノをいうヤクザ界における切り崩し工作の方便だが、それを止めるというのは突然の方針転換だ。
他の2団体の組員へのメッセージに違いない。

ただ、神戸山口組も、そこから再分裂した任侠山口組もいまだ大所帯であり、六代目山口組が態度を硬化させた
からといって、自ら看板を下ろす理由はない。なぜこの時期に一方的な最後通告を出したのか?

https://news.nifty.com/article/domestic/society/12180-671641/