立憲民主党の枝野幸男、希望の党の玉木雄一郎両代表が11日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相との党首対決
に臨んだ。

学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画などを追及。首相秘書官が飛ばしたやじに応酬し、場内が騒然となる場面
もあった。

柳瀬唯夫首相秘書官(当時)が計画を「首相案件」と発言したとされる愛媛県の文書について、首相は内容を否定。
これに対し、枝野氏は「こんな具体的なものをでっち上げで作れるのか。柳瀬氏や首相がうそをついているとしか思え
ない」と指摘。柳瀬氏と文書を作成した県職員を証人喚問し、証言を突き合わせるよう求めた。

玉木氏は、昨年1月に新設計画を初めて知ったとする首相の主張が真実か、繰り返しただした。福田康夫政権時にさ
かのぼって経緯を説明する首相に対し、玉木氏は「答えていない。都合の悪いことがあるのか」と不満をぶつけた。

玉木氏は、質疑中に首相秘書官が「違うよ」などの不規則発言を行ったとして「秘書官がやじを飛ばすな」と激高。
この後、記者団に「犬は飼い主に似るという言葉がある。首相の傲慢(ごうまん)な姿勢が隅々まで行き届いている」と
言い放った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018041101047&;g=pol