昭和天皇が太平洋戦争前や戦中の出来事を回想した「昭和天皇独白録」を、米ニューヨークの競売で
落札した美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が19日、宮内庁に原本を届けたことを明らかにした。

 高須氏の秘書によると、落札後に宮内庁への寄贈を表明していた高須氏本人が同日、独白録を宮内庁
の担当者に手渡した。宮内庁側は「1カ月ほど預かり、(寄贈を受けるかどうかなどの)対応を決めたい」
と応じたという。

 独白録は、昭和天皇が1946年春、日本の関東軍の謀略だった張作霖爆殺事件から、太平洋戦争終戦に
至るまでの経緯を側近に語った昭和史の第一級資料。

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