三重県は19日、鳥羽市浦村町の飲食店「喰(く)い処かき浜」で食べ放題の焼きガキなどを食べた
旅行客ら36人が下痢や嘔吐(おうと)などを発症したと発表した。
ノロウイルスによる集団食中毒と断定し、同日付で営業禁止処分にした。全員快方に向かっているという。
県食品安全課によると、発症したのは愛知、岐阜、奈良、和歌山、滋賀、三重の少なくとも6県の18〜78歳の男女。
いずれも12日に焼きガキやカキご飯、カキフライなどを食べ、13〜14日に発症した。店は焼きガキの食べ放題を
提供しており、カキの加熱不足が原因となった可能性があるという。12日に来店した127人中62人の調査を終え、
残る65人にも症状が出ていないか確認を急いでいる。
鳥羽市によると、浦村町はカキの養殖が盛んで、焼きガキの食べ放題を提供する店が多く集まる観光の人気の
スポット。

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