忘れ去られたソ連版スペースシャトル「ブラン」カザフの草原に眠る。これ日本に来てなかったっけ?
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>>1の続き
スペースシャトルとブランは全く同じというわけではない。外見は似ているが、一見しただけでは分からない大きな構造的違いがいくつかあった。
第一に、スペースシャトルのオービターは宇宙を飛行するためのエンジンを備え、大型ロケットは燃料タンクとして使用していた。
一方、ブランのオービターにエンジンはなく、エネルギアと呼ばれる、より大型の本格的なロケットに取り付けられているだけだった。
しかし、これによりソ連は宇宙へのより柔軟な貨物輸送が可能になった。
またブランには、非常時に脱出するための射出座席が乗員全員分備えられていたが、米国のスペースシャトルはこのような装置を備えていなかった。
さらに、スペースシャトルには設計上の欠陥があり、それが原因でチャレンジャー(1986年)とコロンビア(2003年)の2機が
飛行中に爆発する事故が起きたが、ブランには大規模な事故につながる欠陥はなかった。
ブランは、ベルリンの壁崩壊の1年前の1988年11月15日に無事に無人飛行を終えた。
しかし、このミッションの直後にブラン計画は中止され、最終的に当時のロシア連邦のエリツィン大統領が1993年6月30日に計画を打ち切った。
「ブランは、その後も宇宙ステーションの支援などの民間ミッションを遂行できたであろうが、ソ連崩壊後、そのための資金は残されていなかった。
ソ連の宇宙計画では基本的に、ブランを当面必要としていなかった」とヘンドリックス氏は語る。
初飛行に使用された1号機「ブラン」は、バイコヌール宇宙基地内の建物に保管されていた。
しかし、ずさんな管理とカザフスタンの草原地帯の極度の温度差により、2002年に建物の屋根が崩れ、機体を完全に破壊した。
バイコヌール宇宙基地内にはさらに3機が保管されていた。そのうちの1機である本格的な試験モデルが屋外に放置されていたが、
2007年に近くのバイコヌール博物館に移送され、現在も同博物館に展示されている。残りの2機は今も格納庫に放置されている。
更に続く >>3
こいつは無人で宇宙行って指定の軌道を飛んで大気圏突入して指定した滑走路に帰ってくるくらい高性能だぞ >>2の続き
かつてソ連の宇宙計画の誇りだった宇宙船が、なぜ30年近くも鍵すらかかってない建物の中で腐食するまで放置されたのか。
「どういうわけか人々の関心や資金が十分に集まらず、これまでこれらの宇宙船を博物館に展示することができなかった」とヘンドリックス氏は語る。
ネックになったのは輸送コストだ。「バイコヌール博物館にはすでにオービターが展示されており、宇宙船をロシアの他の場所や外国に運ぶのは事実上不可能になった。
また、これらの宇宙船はもはやロシア政府の所有物ですらない」(ヘンドリックス氏)
2008年にドイツの博物館がブランの宇宙船に興味を示し、1200万ドルを提示したが、特別機での輸送に費用がかかりすぎることから、商談は成立しなかった。
「結局、この博物館は諸事情でバーレーンに流れ着いた別のブランオービターを購入した。このオービターはボートでドイツに輸送された」(ヘンドリックス氏)
それでも2017年に現地を訪れた写真家のダビド・ドゥルーダ氏によれば、ブランを救うことはまだ可能だという。
同氏は「シャトルもロケットもほこりや鳥のふん、激しい温度変化などに30年近くさらされてきた。年月がもたらす影響は確かにある。しかしそれを別にすれば、状態はかなりいい」と語った。
終わり 1年くらい前にこの廃墟?の写真集がkindleで安くなってた 大型のドローンを200機くらい括り付けて飛ばしたら運べないかね? シャトルは本体にエンジン付いてるけどこいつはロケットに乗っかってくだけなんだよな
そしてシャトルは無人じゃ飛ばせないがこっちは無人で飛ばせる >>3
シャトルの設計はWW2時代のドイツ人の仕事なのを知らないのかよ・・・ まあこいつを乗っけるために作ったムリーヤは世界で大活躍してるから結果オーライ ブランを一回打ち上げたことで
ロシアにアメリカのスペースシャトルオービターが
実は非効率なシステムだとばれたんだよね テトリスクリアして出てくるのはこれなのかスペースシャトルなのか。 当然、ソ連にもブランの再飛行計画在ったんだけど
思ったより修繕費用が罹り過ぎる事で
アメリカが冷戦時に優位性を示すだけの
無理なシステム、打ち上げ花火だとバレた
「これ新規で作った方が安くね」
↓
「じゃあ往還する必要なくね、翼も要らんやん」
↓
「ソユーズでいいわもう」 初めに宇宙へ行った偉大な国。
セルゲイコロリョフがいなかったら、今の宇宙開発は無かったろう。 >>1
スペースシャトルとほぼ同じだねこの頃からデータ盗んでパクリやってたのか >>27
左はスペースシャトルが本体であとはオマケ
右はエネルギヤが本体でブランはオマケ
全然違うんだなこれが 俺の記憶が正しければエネルギアって呼んでたと思うが違うの? >>24
それはなかなかに面白い
しかもソ連のロケットブースターのエネルギアの出来がよくて
普通に使い捨てロケットの方が低コストで、ブランもスペースシャトルのような欠陥もないのは、今もソユーズでISS往復してる事からも明らかだろう
なんというか、エリソン オニヅカさんの冥福を祈らずにはいられない >>4
乗せる時はどうやったんだろ
クレーンじゃ難しそう >>2
>またブランには、非常時に脱出するための射出座席が乗員全員分備えられていたが、米国のスペースシャトルはこのような装置を備えていなかった。
これスペースシャトルの致命的な欠点だよな
なんで安全に関わることを退化させたのかねぇ あんないびつで空気抵抗が大きくては燃費も悪いし、ロケットとの接続部に負荷がかかるのでは耐久性にも問題あり過ぎるだろ
再使用する為のメンテコスト半端ないと思う アスベストなんかは大丈夫なのかよ・・・。
・・・まあ周辺に住んでる人もいないだろうからいいのか(´ω`) ブランはほぼ完成形のまま放置されたカワイソスな機体
そして、存在自体が忘れられた汚フランスのヘルペスw アリランロケットw
まあ、アリランロケットは現役で運用中だけど
そして存在が無かった事にされてるゼンガーw クソ毒逸w ていうかソユーズが優秀すぎんだよ初打ち上げから何年使ってんのあれ
宇宙業界のB52みたいなもんだぞ
アメリカがサターン打ち上げてスペースシャトル打ち上げてファルコンヘビー打ち上げてる横で延々とソユーズを打ち上げるロシアさん流石っすよ >>48
初期のスペースシャトルにはついているよ
まあ脱出しても摩擦熱で焼け死ぬがな オールブランが仮に運用始めてたとしても、どのみちソヴィエト崩壊で運用中止されてたよな
ドゴスギアが……エネルギア単体ですら打ち上げに性交してても結局放置されてるし
往還機というコンセプト自体が早すぎたのか、そもそも間違いだったのか?
使用頻度が上がれば往還機しか無いと思うんだけども、技術的にまだ無理なんかな >>50
安全と引き換えにしていいもんじゃねーだろ >>56
大質量を一回で打ち上げるよりも何回かに分けて打ち上げる方がコストがかからないから止めたらしいよソ連 >>56
宇宙から何か持ち帰る時代になったら往還機も必要だけど、
現実はスペースシャトルが帰還する時に載せるものは常に人員だけで
あの巨大なカーゴベイはずっと帰りは空荷だった
帰還する為に必要な翼はもろクリティカルな部分であり
実際穴が開いただけで、未帰還になってしまってる
空荷のカーゴベイを維持する為に人が死んだって事になる エネルギアのありったけのロケットくっつけてみましたの力技が大好き 出撃を控えて自然に朽ちたシャトルもいいけど
巨大な格納庫がかっこよすぎる
モビルスーツが一緒に置いてあっても違和感がない >>57
実際には生きて脱出できない気休め程度のお飾りなのに何を期待してるんだ >>59
スペースシャトルは、ソ連の衛星を持ち帰るという軍の思惑もあってああなったとか 宇宙貨物機としての設計としてはブランの方が合理的だったような
スペースシャトルって何でオービターにエンジン付けてたんだろうな >>68
クリーンルームじゃなくて、町工場みたいなところでウォッカ中毒のオッサンがハンマーひとつで作ってそうなイメージ 今思うと
仮に帰りの荷があるなら無人飛行の有翼機(ブラン)、
人間は常にカプセルで帰還ってのが最良だったんだな >>68
ソ連以降科学者の待遇が上がってツィオルコフスキー、コロリョフ以降宇宙工学では常に力入れてた
ロケットの大容量化をせずに小型ロケットを束ねることでロシアの工業力でも可能にしたわりきった設計になってる ソ連時代に片道切符で火星に人を送り出したらしいけど
無事に火星に
着いたのかね >>72
人と貨物を一緒に運ぶと、貨物部分にも有人飛行レベルの信頼性が求められるから効率悪いよね
まぁスペースシャトルの実際の信頼性は、とても有人飛行できるようなレベルではなかったようだが… 昔と違って今は効率の悪い有人飛行に頼らなくてもリモコン技術が発達してるから用済みって事ですわ 日本人で最初に宇宙に行ったのは毛利さんじゃなくて秋山さんだったが完全に無かったことにされちゃったな >>11
これな 稼働してたら恐ろしいよな
巨大レーザー衛星でかつ原子力エンジンだもんな
始末悪すぎるw スペースシャトルのフォルム好きだわ。子供の時にロボットアニメで、スペースシャトルをモデルにした変形ロボが好きだった。 >>34
エネルギアはロケットの方の名称
ブランは飛行機の方の名称 >>51
シャトルもお腹の軽量レンガが基本全張り替えで金かかったそうだな
しかも場所指定毎のレンガで全部形状違うからアホみたいに金かかる >>78
NASDAのサイトにも秋山のことが載ってるし、
無かったことにはされてないだろ。 >>48
ロシアの攻撃ヘリにも射出座席ついてるの有るよね
ローターを吹っ飛ばしてから人間が射出される
ロシア意外に人命重視なんやな 露はトイレにも異常に情熱入れて開発してる
一方NASAはオムツを使った シャトルってなんで廃止されたんだっけ
使い回しできてもコストは結局かかりすぎたんだっけ? >>86
二重反転ローターだとオートローテーション時に難があるからとかなんとか >>29
ロシアのこうした貧乏くさい合理主義てすごいよな。
アメリカはテクノロジーを進化させて効率化させていくのに対してロシアはローテクでコストパフォーマンスをあげることに長けてる。 >>45
全く予備知識無いけど、必要ならそれ用のクレーン作るだろう、やつらは。
世界最大の扉はロケットのガレージのそれだし。 いい感じでヨゴレててウェザリングマニア歓喜の写真だな これどう見てもデザイン一緒だしパクられてるよね?スパイがNASAにいたって事? >>63
ソユーズ打ち上げ時にロケット第1段が大爆発した事故があったけど
緊急脱出装置でソユーズ乗組員は生還した事例があるから
ソユーズシステムの生存性は極めて高いんだよね 軌道と月の上には、無数のソ連の宇宙船と人間の残骸があるっつう・・・
今は中国が領土内にゴロゴロ落としてるけどスマホ普及で隠し切れず。
ちょっと前月探査ロケット打ち上げ成功ばんじゃーい!と報じてたけど、その後山奥で当のロケットの残骸写真農民にうpられて揺らいでたな。 >>97
煙突ロケットには緊急脱出装置は積まれているだろ、有人カプセルに
米ロ問わず 最初の方のロケットが、改良するだけで未だに使い続けられる完成度なのがアカンのや、シャトルなんかいらんかったんや 日本も無人機スペースシャトル計画があったけどバブル崩壊と共に無くなったよな
ちなみに嘉手納と厚木だったか?横田だったか?がスペースシャトルの緊急着陸地だった 子供の頃に、ソ連もスペースシャトル持ってたような思い出があったが、これだったのか… 5年後、中国の発射台に備え付けられたブランの姿が!? >>88
使い回ししてたら耐熱タイルが一つ駄目なだけで全焼したから、使い回しの為には全タイルの点検が必須となった。
コストダウンの為の使い回しだったのに却ってコストアップになりかねなかった。 >>105
スペースシャトルの登場で世界中のロケット打ち上げ国が
各々シャトル計画を持ったけど
シャトルの2回目の事故でみな夢から覚めた >>4
二機あるうちの一機は元々日本航空の機体
>>96
先発のスペースシャトルの影響はあるし、
形は似てるけど、設計的には全くの別物
>>99
緊急時の脱出はまだ試行錯誤してる時代
アメリカはどっちかと言うと、飛行機の延長みたいな感じで、
「先に力学的に無駄になるもん付けないで、射出座席か最終段のロケットで逃げればよい」
みたいな方向だった
その中で実際の事故で先端に脱出ロケット付けるのが一番安全なのが証明されたので、
(アメリカ式だったら最終段が誘爆したら詰み)
米ソ関係なくこの方法になった このあいだ地球上空に穴開けて土星に向かってたよね
土星の衛星の上も飛んでたし
あの土星の明るさは本物だよ >>90
枯れた技術と言う概念がある。
最先端を求めるのでは無く、既存で安定性の有る技術を使う。 >>38
スペースシャトルは高価で複雑なロケットシステムを捨てずに再利用するのがウリだったが、このシステムを全バラして全てのパーツを再吟味し、必要な部分のみ交換するコストは新品制作よりはるかに高かった。
また、使い捨てならそこまで複雑なシステムはいらない。
燃料タンクの下に乗員が位置する構造が数度の死者を出す事故につながった。つまり構造欠陥。
http://www.shippai.org/fkd/mf/MB0011019_03.jpg
宇宙空間から荷物を回収できる強みがあるため、上でも紹介されてる無人機は存在する。
https://assets.media-platform.com/bi/dist/images/2017/05/09/5441737169bedd4317b79133.jpg
https://ahrcanum.files.wordpress.com/2010/04/x37b-spec.jpg
こちらは、無人、小型、先端配置、打ち上げ用のメインロケットは使い捨て、と言う工夫がある。 >>88
耐熱タイルが剥がれて事故に繋がる欠陥や有効な脱出装置が無い事、一回1500億円もの打ち上げ費用
おまけにNASAも官僚的な硬直した組織になってしまってたから(シャトルの二回もの事故は風通しの良い組織だったら防げていた) >>80
幼少から慣れ親しんだスペースシャトルのせいで「シャトル」と言う単語に妙にカッコいい乗り物のイメージが付いてしまって、未だにシャトルバスとか言われるとなぜかカッコよく聞こえてしまう
ただの「往復」なのに >>4
運んでるのって747SRってNASAがJALから中古で買ったやつだな。 >>120
SRは足回りが特注で丈夫にできてたんでこれに向いてたんだな 星野之宣の漫画にあったけど、実在するものだったとは知らなかった >>92
ウェイブ・ライダーか
開発中止になったんじゃないのか?
だとしたら凄いな >>92
X-37C計画そろそろ動いてるのかな?昨年X-37Bが戻ってきたよね。 あの時代は日本も「俺も!!」ってHOPE 計画立ち上げてたよな。
そして実現出来るわけもなく… >>92
敵の衛星を持ち帰るって考えに軍辺りは未だ固執してるんじゃないかな
その考えがシャトルを未帰還にして、頼れる有人機は
ソユーズのみになってる現状を招いたのに 名前だけ覚えてるがどんなものだったかすっかり忘れた >>84
他の飛行士と同じ訓練してたしロシアでは宇宙飛行士扱いだよ
高い倍率のなか選抜されたわけではなく金で権利買ったようなもんだけど 空軍からするとNASAはロシアに頭が上がらなくなった軟弱な組織だそうだけど
NASAからすれば2回の失敗で空軍は真っ先にシャトル計画から逃げ出した卑怯者だそうだ 全自動で着陸までやっちゃうんだよなこれ
ロシアほんとすげーわ >>116
スペースXのやつはなんで再利用できるんだ?
ブースターが打ち上げ後逆噴射しなが着陸すんのみて驚愕した >>133
あれは宇宙に出ない第1段目とかを再利用する
大気圏再突入しなければ問題ないと言う判断 >>48
ソ連時代からの伝統でエンジニアは基本的に「じゃあお前が乗れよ」
って言われても大丈夫なように作る 日本もH2の先端に乗せる予定だったホープとかいうシャトルのミニ版作って
再突入試験で成功させてたんだぜ。 >>24
数分の大気圏内滑空の為だけの主翼と尾翼も打上
再利用出来るけど自慢の耐熱タイルの貼り替えに長期必要
使い捨てた方が安いねとなったんだっけ
でも、巨大ブースターでの打上は一度見たかった そういや「何かしら回収したい」って場合どうすんの?
例えば重要な衛星、ISSの設備機材、資源鉱物等 アメリカのNASAは、宇宙船を最初に宇宙に送り込んだとき、
大気圏に突入すると摩擦熱で燃え尽きてしまう事を発見した。
これでは宇宙を有人探査できない!
NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、膨大な歳月と莫大な開発費をかけて研究を重ねた。
その結果ついに、大気圏に突入しても燃え尽きない耐熱タイルを開発した!!
一方、ソ連は水切り遊びの要領で摩擦熱が生じないよう安全に降下した。 >>138
再突入カプセルで落とせばいいだろ、とりあえず無人で帰ってくるシステムはすでにあるし >>140
シャトルのキモは往還機である事の他に、滑空する事で狙った場所に「着陸」する事
アポロンなんかは、浅い突入角で弾かれながら減速させてたみたいだけど
カプセルは大体の場所に無軌道に落っこちるだけで、回収sないといけないし >>141
衛星が入るくらいのシャトルのカーゴ大のカプセルがあるって事?
それなら問題無いか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています