SUBARU(スバル)は20日、完成車の検査工程で行われる燃費測定で一部データに改ざんの疑いがあると発表した。
完成検査に無資格者が携わっていた問題を受けて実施した調査の聞き取りで、一部の完成検査員が燃費試験の計測値に変更行為があったと回答したという。
従業員の発言を受け、スバルは事実関係の調査に入る。

「道路運送車両法の保安基準に含まれていないため、法令には違反しない」(スバル)とする。
改ざん疑いのある具体的な計測値の特定や改ざんの有無は現時点で確認できていない。
今後、外部専門家を交えて事実関係を確認し結果が判明し次第、公表する。調査に要する期間のメドは立っていない。

 車両開発時や大量生産車の安全性などを審査する型式指定制度における届け時での燃費試験値の改ざんは「存在は確認されていない」とした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24857420Q7A221C1000000/