釣ったフグで食中毒 毒の知識は「あまりない」

名古屋市は4日、市内の60代の男性が自分で釣ったハコフグを食べ、全身の筋肉が激しく痛む
食中毒になったと発表した。男性は命に別条はないが、現在も入院中という。

市によると、男性は11月29日午前5時ごろ、自分で釣ったハコフグを自宅で焼いて食べたところ、
同日午後4時ごろに全身が痛み始め、入院した。ハコフグと知りながら食べたが、毒に関する知識
は「あまりない」と話しているという。

ハコフグに含まれるパリトキシン様毒による食中毒は、食べてからおおむね12〜24時間で発症。
主な症状は激しい筋肉痛で、呼吸困難やけいれんが出ることもある。場合によっては死に至る恐
れがあり、回復には数日から数週間かかる。市は「フグの素人調理は絶対にやめて」と呼びかけている。

http://www.asahi.com/articles/ASKD462KZKD4OIPE02D.html?iref=comtop_list_nat_n01