韓国の文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官〔延世(ヨンセ)大名誉特任教授〕は20日、韓米首脳会談の晩さん会に登場した
「独島(ドクト、日本名・竹島)エビ」論争に関連し、「決して意図したものではない。(日本が)非常に誤解している」と述べた。

この日、ソウル中区(チュング)プレスセンターで開かれたソウル外信記者クラブ懇談会に出席した文特補は、「トランプ大統領の韓国晩さん会の時、慰安婦女性と独島エビが登場したことから『反日晩さん会』という言葉まで出てきた。
どうしたら韓米行事でそんなことができるだろうか。外交的失敗ではないか」と問う日本記者の質問に対し、このように答えた。

文特補は「『(そんな)こと』ではなく『行動』」と日本記者の言葉を訂正しつつ、「私も晩さん会に同席したが、独島エビが出てきたことはない(当時は分からなかった)。
独島エビがディナーメニューに目に見える形で出てきたことはない」と述べた。
続いて「実は小さく刻まれて雑菜(チャプチェ)に入っていたという。

料理を準備する側が晩さんに使われた材料を紹介する時に、『高敞(コチャン)韓牛』や『巨済島(コジェド)カレイ』などと同じように独島地域で獲れた大きなエビを地域の食材として表現したものだ」と説明した。

ただし、旧日本軍慰安婦被害女性の李容洙(イ・ヨンス)さんが出席したことについては「私が決めたことではないが、政治的メッセージが含まれている可能性はある」とし
「日本が拉致日本人問題について世界中どこへ行っても問題提起ができるように、青瓦台(チョンワデ、大統領府)も慰安婦女性を招待して問題を強調したかった可能性もある」と述べた。

年末に慰安婦合意タスクフォース(TF)の結果発表が予定されているなど、韓日関係の今後については「(TFの結果を)予断することは非常に難しい」としつつも「歴史問題を『最終的・不可逆的』に
合意するということは国民感情と相容れないのではないかとする文在寅(ムン・ジェイン)大統領の考えは強い」と伝えた。

http://japanese.joins.com/article/656/235656.html?servcode=A00&;sectcode=A10