「安倍大嫌い」と延々と書く朝日新聞
朝日の記事を読むと、安倍首相とその政権に対する怨嗟(えんさ)と愚痴がにじんでいる。
選挙戦前後の記事は、よくもここまで、感情をむき出しにできるものだと感心するほどだった。
「圧倒的な与党の獲得議席と、底流にある民意のバランスや濃淡とのズレを感じる」
「この先の民意の行方を首相が読み誤れば、もっと苦い思いをすることになるだろう」
われわれ朝日こそ民意を把握しているとばかりに、安倍首相が「苦い思い」をしていると
決め付けているが、根拠らしいファクト(事実)は示していない。
さらに、社説はこうも主張していた。
「首相は勘違いをしてはならない。そもそも民主主義における選挙は、勝者への白紙委任を意味しない」
だが、朝日は公示日の翌日の11日付社説「民意こそ、政治を動かす」では投票棄権を戒めてこう指摘していた。
「それは、政治の現状をよしとする白紙委任に等しい」
ちなみに朝日は、投開票日の22日社説「棄権なんてしてられない」でも「棄権という選択は、将来を
白紙委任することに他ならない」と強調し、そのすぐ横に読者の投書「棄権は政治家への白紙委任状」
を配する念の入りようだった。
結局、朝日は紙面を使って、安倍首相に「大嫌いだ」と言い続けているだけではないのか。
何を書こうとその新聞の自由かもしれないが、呪詛(じゅそ)のような記事を読むのは疲れる。
http://www.sankei.com/column/news/171030/clm1710300004-n1.html