2列シート車がラインナップされるホンダ ジェイド

低全高3列シート車人気のかげりで低調

前身にあたる、ストリームや先代までの低全高オデッセイ所有者の受け皿として、2015年2月に国内導入されたジェイド。
しかし、低全高の3列シート車が下火になってしまったことや、ハイブリッドとはいえ、
エントリー価格が272万円という強気な値付が足を引っ張ってしまい、デビュー直後から低空飛行のままだ。

デビュー3ヵ月後には、253万円の1.5Lターボ車が追加されてややお手軽になったものの、毎月の販売台数は数百台にとどまっている。

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中国をメインに見据えて開発されただけに、国内では今後も現行モデルが細々と販売されるのでは、との見方が強かったが、
ホンダが重い腰をあげてテコ入れに乗り出すことがわかった。

海の向こうでは、2016年11月にマイナーチェンジが行われ、ターボ車が追加されるなど商品力アップが図られた。
日本仕様も同様にラジエターグリルとフロントバンパーが、刷新されて化粧直しが行われる模様だ。

ルックスの手直し以上に大きなトピックとして注目したいのが、2列シート5人乗りモデルの追加だ。
中国では発売時から設定されている仕様だが、日本向けに用意されるのは初めて。室内フロアが既存の3列シート車とは異なるため、
それなりの投資が行われたうえで投入される。これに伴って年間販売台数を1万台程度に引き上げる目論見だという。

この2列シート車はハイブリッドと1.5Lターボの両方にラインナップされ、エントリー価格は約240万円に設定されそう。
また、現在は一部グレードのみに装備されている、ホンダセンシングが全車に標準装備される可能性もある。

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