自民党は今回の衆院選で、全289小選挙区のうち、75.4%(議席占有率)に当たる218議席を獲得した。
得票率は48.2%。占有率、得票率とも2014年の前回衆院選とほぼ同じで、
第1党に得票率以上の議席を与える小選挙区制の特性が示されるケースが続いている。

これに対し、希望の党の小選挙区得票率は20.6%で獲得議席は18議席。
議席占有率は6.2%と低迷した。多くの選挙区で希望の候補が、
当選した自民候補と争って敗れたケースが相次いだためだ。

立憲民主党の小選挙区得票率は8.8%だったが、獲得議席、議席占有率とも希望と同様だった。
立憲は希望よりも少ない得票にもかかわらず、確実に議席に結びつけたことがうかがえる。
 
一方、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、
全小選挙区の合計で約2661万票。全得票に占める死票率は48.0%で前回と同じだった。
 
各党別の死票は、最多が希望で36.5%。以下、自民18.8%、共産党18.6%、
立憲11.2%、日本維新の会5.8%、社民党2.0%、公明党0.3%の順。

自民、得票率48%で議席75%=死票最多は希望【17衆院選】
10/23(月) 23:53 時事通信
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