川床ならぬ池床が奈良に登場

盆地の夏はとにかく暑い。奈良市ではひとときの涼を味わってもらおうと、奈良の中心部に16日、新スポットの“床”が登場しました。
1300年の都・奈良。今月3日、準備が着々と進んでいました。
「奈良市民の憩いの場、猿沢池に来ていますが、川床ならぬ“池床”が設置されています」(松本陸記者リポート)
いったん水を抜いて池床の足場を組んでいます。池床は16日からはじまる夏のイベントのため、設けられました。
「猿沢池の水のたたずまいを味わっていただくのに、床を少し張って、少し池の中へ入り込んだ形で味わっていただくのが最適かなと」(ならまち遊歩実行委員会 菊岡泰政会長)
1971年の猿沢池。池中央に盆踊りの櫓がたち、踊りながら池をまわった時代がありました。3年前には大量発生した外来種のカメを一斉捕獲、県は環境保全にも取り組んできました。
今回、池に床を設けるのは初めての試み。新たな風情を感じてもらおうというのです。
「十分、京都の床は意識はしております」(菊岡泰政会長)


ところ変わって京都の奥座敷・貴船。川床のシーズン真っ盛り、澄んだ水が心地よい音を奏でます。
女将さんに池床について聞いてみると…
「池に床をひく?初めて聞きました。(猿沢池は)昔から有名なとこやし、いいんちがいますか?
ただ、池は(水が)流れてへんしねぇ、どうなんやろうねぇ?まぁ、お水の上やさかいに、ええんちゃいますの?」(鳥居茶屋真々庵 小西陽子女将)

余裕綽々の貴船の女将。

Q.(猿沢池には)カメがいっぱい泳いでいましたが?
「ねぇ、よろしおすやろねぇ。ここらへんやとお魚がときどき飛び跳ねたりねぇ。カメ、なかなかよろしいですやん」(小西陽子女将)

あらためて奈良の池床を見てみると…

「確かに池床ではあるのですが、池の面積と比べて少し狭すぎる気もします」(松本記者リポート)

http://www.mbs.jp/news/kansai/20170816/00000049.shtml
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京都川床
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