北九州市の私立高校2年の女子生徒=当時(16)=が4月に自殺していたことが26日、
学校への取材で分かった。自殺前、無料通信アプリLINE(ライン)で同じクラスの女子生徒に
「私に何かあったらあんたたちのせい」「後悔しても知らん」といったメッセージを送っており、
学校は近く第三者委員会を設置していじめの有無を調査する。

 学校によると、女子生徒は4月17日午前8時すぎに登校のため自宅を出た後、
同10時20分ごろに学校近くのガードレールで首をつっているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。

 女子生徒は同じクラスなどの3人の女子生徒と仲が良かったが、このうちメッセージを送った
1人と昨年11月中旬ごろにトラブルとなり、関係が悪化していたという。ラインのメッセージは
自殺した日の朝に送っていた。遺書は見つかっていない。

 学校は一部の生徒を対象にしたアンケート結果に基づき緊急保護者会などで「いじめはなかった」
との認識を示したが、遺族の要望を受けて6月初旬に全生徒対象のアンケートを改めて実施。
「終業式で写真を撮る時、わざと写らないようにされていた」といった情報が寄せられたという。

http://www.sankei.com/west/news/170726/wst1707260034-n1.html