11歳女子レーサーが「F1優勝」目指す…父の影響「怖いと言っていたらなれない」

 元F1ドライバーの野田英樹さんの次女、Juju(本名樹潤)が大舞台を目指して、着実に歩みを進めている。
「夢は日本人初の女性F1レーサーになって、優勝すること」と愛くるしい笑顔を見せた。

 岡山国際サーキットがある岡山県美作市在住で、小学6年生の11歳。父の影響で、3歳でレーシングカートを始めた。
「抜いたり、抜かれたりが楽しかった」。昨年、F4にデビューした。小学生がF4を走らせるのは、
世界で初めてだったという。ことし4月には同サーキットのコースレコードをマークした。

 速度200キロを優に超えるF4。重力加速度(G)による負荷もかかる。事故で入院したこともあるそうで、
周囲からは危険との声もあるが、「怖いと言っていたらF1レーサーになれない」。

 タイムを縮めるためにコーナリングなどを磨き「苦手なところを直そうと頑張っている」と、1日に4時間も
マシンを走らせることも。父の英樹さんは「とんでもないレーサーになる可能性を秘めている。
自分と比べても、よっぽど才能がある」と目を細める。

 NODAレーシングジャパンに所属し、ミキハウスとも契約しているプロドライバー。F1までの道は、
長く険しい。だが、厳しいコーチでもある父と、「負けても、負けても諦めない」と約束した。小さな体で大きな夢へ疾走する。

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