ファミリーマートが、新商品の「焼き鳥」と看板商品の「ファミチキ」を積極的に売り出す施策を発表。背景にあるのは中食市場の成長。
コンビニ各社の激しい商品開発競争の中、焼き鳥も新たな戦場となるか。[青柳美帆子,ITmedia]

 ファミリーマートは6月5日、レジ横のホットスナック売り場を強化し、新商品の「焼き鳥」と看板商品の「ファミチキ」を積極的に売り出す
施策を発表した。さらにCMやキャンペーンの方針も変更し、ファミリーマートのブランド力向上を狙う。伸びる中食市場を背景に過熱
しているコンビニの総菜戦争。焼き鳥を巡る戦いも激化しそうだ。

レジ横に「商店街」中食市場を狙う“焼き鳥戦争”

 これまでファミリーマートはPB(プライベートブランド)について、全体的に底上げを図る戦略をとってきた。だが今後は、年間億単位で
売れるような「SランクPB商品」を作り、その商品を中心にテレビCMを投入し徹底訴求する集中型に転換する。

 まずSランク商品として押し出すのは、看板商品の「ファミチキ」と、サークルKサンクス(CKS)で好調だった「焼き鳥」だ。ファミチキは
新たなフレーバーを投入、焼き鳥はCKSの商品と大きさはそのままで、味などをリニューアルしている。これらの総菜商品を、
レジ横の「ファミ横商店街」と称した大型のケース内で展開する。

 ファミリーマートの澤田貴司社長は「ファミリーマートの中に商店街をつくり、揚げ物、焼き鳥、お総菜、中華まん、おでん……と
いろいろなものをレジの横に出現させるイメージ。どんどん新しい商品を作り、商店街で売っていく」と話す。

以下ソース
http://www.sankei.com/economy/news/170605/ecn1706050009-n1.html