野球の世界一を決めるワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)で、侍ジャパンが出場した東京ラウンドにおけるテレビ視聴率が5試合連続40%(世帯平均)を突破。国民的な盛り上がりを見せている。FRIDAYデジタルでは1次ラウンドの中国戦から準々決勝のイタリア戦まで5試合における地上波でのテレビ視聴率表の一部を独自入手。すると、他のスポーツ生中継では決して見られない50代以上の女性による視聴が格段に高いことが分かった。昨年末、日本中が盛り上がったサッカーW杯でも見られなかったこのフィーバーは、大谷翔平(28)らを筆頭にしたメジャー組の存在が大きいという。

◆50代女性の視聴者に高い割合で見てもらえた初のケース

ゴールデンタイム(午後7時から10時)で「15%」が合格ラインとされるこのご時世のテレビ視聴率でWBCの日本戦が5戦連続で40%超え。スポーツの放映権契約を担当する広告代理店関係者はこう明かす。

「WBCの開幕前にはどの競技でもライバル対決として盛り上がる3月10日の日韓戦ぐらいは40%を超えるか、どうかといった予想をしていました。まさか5戦連続の視聴率40%超えなんて、本当に嬉しい。これこそ想定外です」

日本のプロ野球は「視聴率が取れない」という烙印を押され、ゴールデンタイムから撤退する傾向が止まらなかった。昨年、第7戦までもつれたヤクルト―オリックスの日本シリーズの最終戦でさえ、最高視聴率は13.4%にとどまった。

その約1ヵ月後に開幕した昨年末のサッカーワールドカップ(W杯)では、日本代表が過去優勝国のドイツ、スペインを撃破するなどの奮闘が光り、1次リーグ2戦目の日本対コスタリカ戦の世帯平均が42.9%(数字は全てビデオリサーチ社調べ=関東地区)。2位の紅白歌合戦(世帯平均35.3%)も引き離した高視聴率で堂々の1位だった。この大会は、「ABEMA」が日本代表戦に限らず、全64試合を無料配信。1次リーグ初戦のドイツ戦で1000万人に達した視聴者数は第3戦のスペイン戦で1700万人まで上昇。初のベスト8入りが期待されたクロアチア戦では深夜にもかかわらず視聴制限がかかるほど驚異の伸びを示した。

さらに今回のWBCでは「Amazon」が提供、運営する動画配信サービス「プライム・ビデオ」がWBCの日本代表の全試合と準々決勝、準決勝、決勝のライブ配信を行うため、ネット中継が主導権を握り、地上波によるスポーツ中継の存在感の低下が懸念されていた。

民放関係者が明かした「サッカーW杯の日本代表戦を超えるなんて思ってもみませんでした」という信じられない高視聴率を分析すると、ある意外な結果が浮かび上がってきた。

「毎分ごとに、どの世代が、どれぐらいの割合で視聴しているかが分かるデータがあるのですが、年代別で50代以上の男性が一番に来たのは想定内でした。ただそれにつぐのが50代以上の女性で、数字的にも50代以上の男性と同じぐらいだったんです。50代女性にこれだけ高い割合で見てもらったスポーツ中継は今回のWBCが初めてだと思います。やはり大谷翔平の存在は大きいですよ」(民放局のスポーツ担当ディレクター)(以下ソースで)

3/21(火) 21:00配信 FRIDAY
https://news.yahoo.co.jp/articles/5019cc697bf006ebf99d9e1b2037cc197637fb26

2023/03/21(火) 21:02:04.81
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1679400124/