footballzone 1/16(月) 7:01

【識者コラム】最初のゴミ拾いは1993年4月15日でJリーグ開幕よりも前
カタールW杯では多くの日本人サポーターがごみ拾いを実施【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)は1月12日、2022年の各部門最優秀候補を発表した。その部門の1つ、「最優秀FIFAファン賞」にノミネートされたのは3か国のファンだった。

 母国サウジアラビアを応援するため55日間かけて1600キロを歩いてドーハにやって来たアブドゥラ・アル・サルミ氏、「信じられないほどの数でチームのために駆けつけた」アルゼンチンファン、そして「試合後もスタジアムに残り清掃を手伝った」日本ファンがエントリーされている。

 日本サポーターの試合後のゴミ拾いが世界的に有名であることは間違いない。カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦のコスタリカ戦前日の公式会見では、海外の記者がチームやファンの清掃活動について森保一監督に質問する場面もあった。

 だが、その活動は周知のこととしても、いつ、どうやって始まったかについてはあまり知られていないだろう。実は日本のファンが一斉に清掃を始めた日というのは存在する。当時、私は観客席にいてその様子をつぶさに見ていた。今回、あの「始まりの時」を書き残そうと思う。

 私が振り返るに、ゴミ拾いが定着したのには2つの要因があった。1つは1回限りの活動で終わらなくなるようなきっかけ。もう1つは活動の主体。これがちょうど時代にミックスしたように思える。

※続きはリンク先で
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/03bc449c00c48d52349708a77a46abba98714ca1&preview=auto