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「投手5冠」スゴすぎた江川卓の全盛期「スピードガン表示は140キロだから今の投手が上」は本当か [征夷大将軍★]
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2023/01/04(水) 12:08:09.65ID:SHa0+bHf9
(前略)
全盛期の江川は、ストレートと緩いカーブという2つの球種しかなく、カーブはタイミングを外す見せ球で、基本はすべてストレート勝負だった。ストレートだけで打者を圧倒する“最後の先発完投型投手”といえるかもしれない。

江川と対戦した落合博満、掛布雅之、バースなど、多くの一流打者たちが「現役の投手の中で一番速い。あれで、なんでリーグ戦で打たれるの」、「ストレートを狙っていても、ホップしてくるのでバットに当たらなかった」、「自分が対戦した中で最高の投手」等々、江川のストレートを絶賛している。

では実際のところ、江川のストレートはどれほど速かったのか。江川の現役時代はちょうどスピードガンが導入され始めた時期にあたる。テレビの中継画面では、ストレートの球速が140キロ前後と表示され、やはり現代の投手に比べれば劣るとの評価が一時あった。

ところが、最新のAIを使った映像解析技術によって、そうした評価が覆った。2021年12月4日放送の「Going! Sports&News」(日本テレビ)の中で、ソフトバンクに様々なデータを提供しているライブリッツ社による映像解析の結果、江川が1981年のシーズン中に中塚政幸(横浜大洋)に投げたストレートの初速が158キロと計測されたのである。

さらに、同社の解析によれば、江川のストレートのホップ成分(プロ野球の投手の平均的なストレートの軌道に比べてどれだけ高い位置でホームベースを通過するか)は、23.4センチで、比較対象となった佐々木朗希の18.6、大谷翔平の17.3、松坂大輔の15.9を大きく凌駕していることがわかった。

このボールの軌道が落ちない=ホップするように見えるストレートを生み出す秘密が、回転数である。江川は2750rpm(回転数/分)と、佐々木の2520、大谷の2528、松坂の2583を大きく引き離している(数字はいずれも同番組から抜粋)。その点、ストレートの質は江川がプロ野球史上最高と言って差し支えないだろう。

さて、いよいよ「プロ野球史上最高の投手」を争うベストシーズン成績の比較だが、オールタイムベストの稲尾和久(西鉄)は、スーパーチャンピオンとしてとりあえず神棚に鎮座してもらって、昭和後期以降のチャンピオンである2013年の田中将大(楽天)と、“沢村賞級”の成績を残した1981年の江川を比較してみよう。

【江川】登板31 完投20 完封7 勝敗20-6 勝率.769 投球回240.1 被安打187 奪三振221 与四球38 防御率2.29 WHIP0.94
【田中】登板28 完投8 完封2 勝敗24-0 勝率1.000 投球回212  被安打168 奪三振183 与四球32 防御率1.27 WHIP0.94

両者とも凄まじい成績であることは間違いない。江川は完封数と奪三振数で田中を大きく上回り、逆に田中は勝率と防御率で勝った。

注目すべきはWHIP(1投球回あたり何人の走者を出したか)で、0.94で全く同率。WHIPが同じで防御率がこれほど違うのは、江川が「本塁打による失点」が多いからだろう。事実、1試合当たりの被本塁打率は、江川の1.01に対して、田中は0.25。江川は実に4倍打たれている。この違いは、二人のピッチングスタイルの相違によるもので、低めにストレートや変化球を集めてゴロで打ち取る投球スタイルの田中に対して、高めのストレートで勝負する江川は一歩間違えば本塁打を食らうリスクが高いのだ。

ではどちらが上の投手といえるのか。本企画では、時代によって大きく異なる数字――勝ち数や登板数、投球回、完投数――は重視しない。時代のほかに、チーム全体の攻撃力や守備力、運の要素が大きいからだ。重視するのは「打者を圧倒する力」、つまり三振を奪う力(奪三振率)、安打を許さない力(1試合あたりの被打率)、ランナーを出さない力(WHIP)である。

この3要素を比較すると、奪三振率=江川8.28、田中7.77、1試合当たりの被打率=江川7.00、田中7.13、WHIP=江川0.94、田中0.94。2勝1分となった江川に軍配を上げたい。

次に、昭和後期以降の新チャンピオン江川と、オールタイムチャンピオンであるシーズン42勝をあげた1961年の稲尾との勝負である。

【江川】登板31 完投20 完封7 勝敗20-6 勝率.769 投球回240.1 被安打187 奪三振221 与四球38 防御率2.29 WHIP0.94
【稲尾】登板78 完投25 完封7 勝敗42-14 勝率.750 投球回404.0 被安打308 奪三振353 与四球72 防御率1.69 WHIP0.94

先ほど田中との比較で用いた奪三振率、1試合あたりの被打率については、奪三振率=江川8.28、稲尾7.86、被打率=江川7.00、稲尾6.86。WHIPは同率なので、江川の1勝1敗1分。こうなると、その他の項目の勝利数、防御率、投球回などで圧倒的な稲尾に軍配を上げざるをえないだろう。

※全文は出典先で
ナンバー1/4 11:02
https://number.bunshun.jp/articles/-/856053
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