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日刊スポーツ

審判台をラケットでたたいたズベレフ 罰金追加で合計715万円に テニス界で5指に入る高額

男子テニスの世界ツアーを統括する男子プロテニス協会(ATP)は8日、世界3位で東京オリンピック男子シングルス金メダルのアレクサンダー・ズベレフ(24=ドイツ)に、2月のメキシコオープン(アカプルコ)で行った危険行為に対し、2万5000ドル(約280万円)の罰金を追加すると発表した。

ズベレフは、同大会のダブルス1回戦で、主審が下した不利な判定に激怒。試合に敗れた後、主審の座っていた主審台に、ラケットを数度、たたきつけた。ラケットは破壊され、主審の足にぶつかりそうな危険行為だった。

この行為を重く見たATPは、同大会のシングルス2回戦に残っていたズベレフを失格とした。また、同大会で稼いだ全賞金、世界ランキングのポイントを没収。加えて、4万ドル(約440万円)の罰金を科していた。

今回の罰金追加で、ズベレフには、合計6万5000ドルの罰金が科されることになる。これは、テニス界でも5本の指に入る高額な罰金となった。また、行為を起こした2月22日から1年間を保護観察期間とし、その間に、罰金を科される違反行為を行った場合、8週間の出場禁止となる。

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