サッカーのスペイン1部、レアル・マドリードの下部組織に所属する中井卓大(18)が24日、レアルとの来夏までの契約を2025年まで延長することで合意し、正式に契約を結んだ。来季はレアルのBチームに当たるカスティージャ(3部相当)でプレーする。

 中井は日本人としては初めてレアルの下部組織に所属。愛称は「ピピ」。9歳から厳しい競争を勝ち上がり、16歳の誕生日を迎えた19年に念願のプロ契約を結んだ。今季はフベニールB(18歳以下)から同A(19歳以下)に昇格し、「背番号9」を背負ってプレーしている。

 卓越した技術と左右両足から放たれる精度の高いキックが武器で、来季は元スペイン代表のラウル・ゴンザレス監督(44)の指揮の下、トップチームデビューを目指す。外国人枠を勝ち取れば、今季はマジョルカに期限付き移籍中の日本代表MF久保建英(20)と“競演”する可能性もある。

 現地メディアから「日本のワンダーキッド」「日本のイニエスタ」とも称される中井は「世界一のクラブと契約更新できたことをとても誇りに思います。レアルと初めて契約書にサインした時と、今回させていただいたサインは全く同じ気持ちで、チームにとても感謝しています。これからも変わらずチームのためにプレーし、日々練習を積み重ねて、頑張っていきたいと思います」とコメントした。

中日スポーツ 2/24(木) 18:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ab0ba9fc278448dce883f71d10dfdbc97138cce

写真
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20220224-00000043-chuspo-000-1-view.jpg?pri=l&;w=463&h=640&exp=10800