北京冬季五輪最終日の20日、フィギュアスケートのエキシビションが行われ、華麗な舞でファンを魅了した羽生結弦=ANA=の次に登場したイタリアペアが映画「ロッキー」をテーマにコミカルな演技を披露。そのギャップがネットで話題になっている。

男子シングル4位の羽生は、ピアニスト・清塚信也がアレンジした松任谷由実の名曲「春よ、来い」の音色に乗せて情感に溢れる演技を披露。ネットには「羽生くんのエキシビション泣いた」「羽生結弦さんが あまりにも美しすぎて涙が溢れた」「キヨさんのピアノすごい良かった」「春よ、来い。心に響きました」などと、胸を打たれたファンから感動の声が相次いだ。

余韻にひたる間もなく、続いて登場したのが、ニコーレ・デラモニカ、マッテオ・グアリゼ組のイタリアペアだ。2人は映画「ロッキー3」の楽曲に合わせて笑いの要素が満載のパフォーマンスを披露。グアリゼは“パンツ一丁”となり、デラモニカがグアリゼにパンチを打ち込んでKOするなど、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

これを受けてツイッターでは「ロッキー」がトレンド入りし、「ねぇこの滑走順本当に合ってる?笑 結弦からの振り幅についていけない笑」「羽生結弦選手の涙が出る程の美しい演技の余韻に浸る間もなく、続くイタリア人のロッキーが」「さっきの妖精さんに感動した涙を返せ状態www」とのツッコミが殺到。「春よ来いからのロッキー、温度差で風邪ひくわい」「羽生くんのエキシ号泣してしまった…からのイタリアに笑わされるw」などと爆笑するネットユーザーも多かった。

またオールドファンからは「ロッキーやるのはキャンデロロ枠」「何でラテン系のスケーターは『ロッキー』やって脱ぐのだ…キャンデロロ思い出した」などと、1994年リレハンメル大会のエキシビションで星条旗の衣装をまとって「ロッキー」を演じたフィリップ・キャンデロロ(フランス)の伝説のパフォーマンスを回想する人も散見された。

一方、エキシビション後に見られた羽生と中国人選手との交流もネットを沸かせた。

すべてのパフォーマンスが終わり、多くの選手がリンクを後にするなか、羽生は金博洋(中国)に誘われてリンクの端に向かうと、2人揃ってリンクを全力で横切りながら滑走。会場からはたくさんの拍手が降り注いだ。続けて柳鑫宇(中国)に手を引かれてリンク中央に向かうと、柳は羽生を抱き上げてお馴染みのお姫様抱っこを披露。場内から大きな歓声が上がり、ネット上では「お姫様抱っこされる羽生結弦くん!」「羽生くん誘われまくり」「スターすぎでしょ」「愛されすぎだな」「主役は羽生くんであった」などの反響が寄せられた。
  
2022年2月20日 17時1分
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