2/18(金) 20:43配信毎日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/4738f3f866633a44526a04d5a8cf6aeaecf77d6b

 日本高校野球連盟は18日、金属製バットの反発性能を抑えるための新基準と今春のセンバツから継続試合を導入することを発表した。

 金属製バットの新基準は投手の受傷事故を防止するのが目的で、各校やバットメーカーへの影響を考慮して2024年春から適用する。22年度からの2年間は移行期間とする。

 新基準の金属製バットは最大直径を67ミリから64ミリに縮小し、球の当たる部分をより肉厚(約4ミリ以上)にして、木製バットの性能に近づけて従来より打球が飛ばないようにする。現行のバットより打球の平均速度、初速がともに3%以上減少するという。

 19年夏の甲子園大会では投手が打球を受け、頰骨を折る事故が発生した。日本高野連が設けた有識者会議でも、投手の負担軽減のために金属製バットの反発を抑える必要があるとの声が上がり、基準が見直された。新基準のバットは今秋以降に市場に出回る見通し。

 顔面への死球を防ぐための顎(あご)ガード付きヘルメットも今春のセンバツから使用を認めることも承認された。