フィギュアスケート男子シングルのメダルセレモニーが10日、北京市内で行われた。
この日行われたフリーで218・63点をマークし、ショートプログラム(SP)との合計332・60点で優勝したネーサン・チェン(米国)が日本時間11日に自身のインスタグラムを更新。家族のサポートに感謝した。

 チェンは「お母さんありがとう 家族なしにはできなかったことです」と英語で記し、幼少期の自身と家族との写真を掲載した。
この投稿には「おめでとう」「ブラボー」など祝福のコメントが殺到した。

 セレモニー後、取材エリアを通過したチェン。しかし地元アメリカのメディアは不在で、素通りするかと思われたが、日本勢のメダリストを待っていた日本メディアの前で足を止めた。
2度目の五輪で獲得した悲願の金メダルの感触について問われ、「想像していたよりも、ずっと重かったよ」と笑顔でコメント。世界一を決めてから、数時間が経過したが「ここまで、とても幸せだよ」とチェン。
表彰式については「とてもクールだったよ」と振り返り、報道陣の質問一つ一つに丁寧に対応する“神対応”が話題となった。

 チェンは競技をしながら、米の名門エール大で統計学を学び、将来的には医学の道も志している。現在は五輪準備のため休学中。
五輪が終われば、再び大学に戻る予定で「ポストドク(博士研究員)の過程を経て、メディカルスクールに行く準備をしたいと思っている」と昨年7月には説明していた。

報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d4d4422409c0464f0fb3190fcb75597984a3f4f